【熊本】2世代で事業承継、FPとしての想い
将来設計士
仕事にかける思い
2017.11.26

【熊本】2世代で事業承継、FPとしての想い

ホロスプランニング将来設計士
熊本オフィス 岩本 悟

 

プロフィール
・大学卒業後、税理士を目指し会計事務所へ。
・クライアントからの熱烈なアプローチにより、地元流通商社の取締役管理部長として経営に携わる。その際、経営者としての生き方に憧れを感じ、独立を決意する。
・社長の死去後、今までお世話になった恩義に報いるため、次期社長へ自分の知り得る先代社長のノウハウをすべて引き継ぎ、その後退社。某生命保険会社の募集人として独立。営業2年、所長として8年勤務。
・顧客志向を志し、実践型FPとして活動できるホロスプランニングへ参画。税務・相続の知識を活かしたコンサルティングで好評を得る。

 

ホロスプランニング将来設計士
熊本オフィス 岩本 守弘

 

プロフィール
・学校卒業後、地元を離れ飲食業界へ。コミュニケーションの楽しさ・難しさを接客業から学ぶ。
・将来を自問するタイミングに、父から事業承継の相談をされ帰郷を決意。
・3年間、損保研修生として、知識および営業スキルを習得。
・その後、FP資格を取得し、事業承継に向けて、父親と同じホロスプランニングへ入社。現在、父のマーケットを引き継ぎながら、自身のマーケットも構築中。

 

ぶつかる事もあるけれど、嬉しくもあります。
岩本 悟(父) 63歳

 

我々の仕事のあり方に立ち返ると、「保険」はあくまでリスク分散のパーツに過ぎません。だからこそ、お客様の「お金の健康」を守るため、そして男子一生の花道を飾りたくて実践型FP集団のホロスプランニングへ参画しました。FP業務に特化したことが差別化になり、多くのお客様から評価を頂くことができました。しかし私が還暦を迎える頃、それ自体が最大の課題になっていきました。なぜなら私が老齢になっても、若い世代のお客様も含めてFPとしてお客様の人生に寄り添ってフォローを続ける必要があるからです。

 

ホロスプランニングという組織で、若いFPに顧客を引き継ぐ社内制度を活用することも考えていたのですが、やはり本音は息子に継いでもらいたいという想いがあったので、声をかけてみたところ、「FPをやってみたい」という嬉しい返事を貰えました。厳しい世界ですので心配もありましたが、損保会社の研修生として修行にいくことを薦めたら音を上げずに続けてくれて(笑)、ホロスへ招くことが出来ました。敢えて損保会社に行かせたのは、研修生制度があったこともありますが、私が生保出身FPなので、生損両輪でお客様をサポートできる体制が構築できることを期待しての選択でした。

 

また、事業承継といっても手探りの連続でした。まずは私の顧客面談に同席させて、損保案件のフォローを担当してもらう事から始めました。ただ、親子故についつい口うるさくなってしまい、ぶつかる事も多くありました。…子供ではなく、もう立派な大人ですからね(笑)。そうして5~6年が経ちました。彼はおかげさまで少しずつ成長し、今では1/10程度しか教えることも少なくなり、逆に見守ることが多くなりました。私の彼に対する希望は、お客様をお守りする事はもちろん、さらにどれだけの「サプライズ」がご提供できるかです。そこにチャレンジしていくための知識や経験を引き継いでいくことは、私の役割であり楽しみでもあります。私のライフプランは65歳で保険業務を彼に全て引き継ぎ、FP業務は運用や相談程度に止め、妻とマレーシアを拠点に、一年の半分は海外、半分は日本、そんな生活を送ることです。その為の本格的な事業承継スケジュールを現在進行形で行っているところです。

 

いい意味でプレッシャー、背中を見ています。
岩本 守弘(息子) 36歳

 

父に保険の仕事を相談されたとき、特に違和感はありませんでした。むしろ父の生き様を感じる魅力的な仕事なので、誘われたことが嬉しく、チャレンジしてみたいと思いました。薦められるがまま損保研修生として3年間修行に行きましたが、思っていたより厳しい世界でした。新規開拓のため毎日数百件の飛び込みも経験しましたし、友人に声を掛けて紹介のお願いをすることもありました。当時は心の片隅に「保険は売り込まれる」というイメージがあったため、正直葛藤もありました。

 

気持ちが一転したのは父の同行を始めた頃からです。お客様が面談終了後に、必ずと言っていいほど、父に感謝の気持ちを述べられて、清々しい表情をされるのです。よく観察してみると、父の「FPとしての仕事の姿勢」がお客様に感動を与えていた事に気づきました。思い起こせば、私が悩んでいたことは本当に些細な事でした。それがきっかけで私も「保険営業」ではなく「FP」という仕事の考え方で前向きになりました。

 

ホロスプランニング入社後は、父だけでなく熊本オフィスの先輩にもお世話になっています。先輩たちと行うマネーセミナーは、知識だけでなく所作やコミュニケーションの勉強にもなります。父のお客様に関しては引き継ぎの挨拶をしながらも、損保研修生時代に学んだ知識を活かしながら貢献できるポイントを模索しています。

 

父の下で仕事をするようになって、改めて父の活き方を知ることができました。豊富な経験をもちながら、まだまだお客様の為に、自己の為に、熱心に勉強を続けている姿は間近で見習うことができる先生です。また、お客様に対しての細かい気遣いが素晴らしく、同じ仕事を志す身としては身が引き締まります。父の域には到底追いついてないけど、いい意味でプレッシャーを感じ、背中を見ながら成長していきたいと思います。

 

父はもともと口うるさくて衝突することもあったのですが(笑)、年のせいか最近は少なくなりました。とにかく今は身体に気をつけて、もう少し現役で頑張って欲しいですね。

 

2世代であるからこそ出来る差別化
インタビュー事務局より

 

事業承継を成功させるためには、ベースとなる代理店の考え方も大切だと父・悟氏はいいます。その点ホロスプランニングは5年後、10年後を見据えた経営や仕組みづくりを行うところに期待や安心感があると評価を頂いています。

 

承継に向けた取り組みは8年前からスタートし、まずは息子の経験則を広げるために、損害保険の研修生として修行を始めました。ライフプランやマネープランについては自身の知識や経験を、時間をかけながら伝えていく構想があり、それを現在進行形で実践しています。

 

その甲斐あり、生保・損保といった得意分野を2世代で対応できる体制が構築されていきました。承継スケジュールは残り1年(予定)。二人の想いが一つとなった今、お客様への更なる貢献へ繋がっていくでしょう。ホロスプランニングとしてもFP業務の承継を制度として準備しています。私たち保険乗合代理店にとって、ライフプランに寄り添いながら、長くお客様に貢献していくことは重要なことです。将来設計士とお客様のよりよい未来を紡ぐことの出来る企業として、今後も邁進したいと思います。

 

 

【HP H 171122-002-01】



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この記事を書いた人
ホロスプランニング
ホロスプランニング
保険乗合代理店
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・生命保険の募集に関する業務
・損害保険代理業
・ファイナンシャルプランニング全般
・事業承継、相続対策コンサルティング
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