2024年以降、NISA改正
2024年からは、株式や投資信託などで得た利益が一定の条件を満たせば非課税になる「NISA制度」が改正されます。
この改正により、非課税保有期間が無期限になり、口座開設後に非課税で投資ができる期間も無制限になります。また、年間投資枠が拡大され、成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になります。これにより、投資をより身近に感じ、貯蓄から投資への流れを加速することが期待されます。
現在は、「一般NISA」のほか、長期積み立て投資を支援する「つみたてNISA」と未成年が利用可能な「ジュニアNISA」がありますが、「ジュニアNISA」は、2023年12月末をもって制度終了となります。また、本件は2023年3月時点の情報であり、変更の可能性があります。
2024年以降のNISA改正について、以下の5つのポイントをご紹介します。
・これまで、非課税保有期限を迎えた場合、売却するか、保有商品のロールオーバー(延長)手続きを行う必要がありました。
・2024年以降、非課税保有期間が無期限となるため、これまでのような手続きが不要になります。
2)口座開設期間の恒久化
・これまで、現行NISAを利用して非課税で投資できる期間(口座開設期間)が限られていました。
・2024年以降、期限はなく、いつでも投資が可能となります。
3)年間投資枠の拡大
・これまで、つみたてNISAが年40万円、一般NISAが年120万円の上限となっていました。
・2024年以降、つみたてNISAは「つみたて投資枠」として、年間120万円、一般NISAは「成長投資枠」として、年間240万円となり、合計最大年間360万円まで投資が可能になります。
4)つみたて投資枠、成長投資枠の併用が可能
・これまで、つみたてNISAもしくは一般NISAのどちらかしか利用できなかったのに対し、2024年以降は成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能になります。
5)非課税保有限度額は全体で1,800万円
・これまでの制度では、非課税枠を利用して購入した商品を売却した場合、その枠を再び利用できませんでした。
・2024年以降、非課税枠を利用して購入した商品を売却した場合、次年度以降においては、年間投資枠の範囲内で再び利用が可能となります。※非課税保有限度額1,800万円のうち、成長投資枠の上限は1,200万円となります。
2024年からは新しいNISA制度が開始される予定ですが、今から改正ポイントを押さえておくことで、今後の資産形成の参考になることでしょう。
<ご参考までに>
金融庁:新しいNISA
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html
Text by L-club Team(L-clubメールより引用)
【HPH230404-002-01】
2001年4月生まれ。
イチロー選手(当時:シアトル・マリナーズ)がメジャーリーグの開幕戦、1番ライトでデビュー。時を同じくして誕生したホロスプランニングの公式マスコットです。
個性派集団、ホロスグループのメンバー紹介やコラムを書いています。
ホロスグループにおける「生活総合支援」をミッションにお役立ち情報を発信していけたらと思いますので、ぜひご覧ください。メルマガ登録はコチラ