生活全般
エッセイ
2023.08.03
ステルスマーケティングが規制されます
2023年10月から、ステルスマーケティング、いわゆる「ステマ」が規制されることとなりました。消費者である我々がこういった広告手法を知っておくことは、買い物で後悔しないためにも重要なので、少しご紹介をします。
ステルスマーケティングとは?
架空の消費者を装ってSNS等で口コミを投稿したり、芸能人やインフルエンサーに宣伝とは書かずに発信を依頼するといった、「企業の広告であることを明示しない」で宣伝を行う広告手法を指します。
「第三者は中立だと思う」ウィンザー効果、「多くの人に支持されているものは良いものだろうと思う」バンドワゴン効果など、様々な心理学的効果を引き起こす広告として効果的な一方で、消費者を騙しているのではないか?と、消費者団体に通報や相談が相次いでいました。
法律の施行後は「宣伝」「PR」や「〇〇社からの依頼を受けて」といった、一目見て広告だとわかる表示がなければ、法律違反となります。
改正される「不当景品類及び不当表示防止法」とは
この法律は、消費者が企業から安全に商品購入やサービスを受けたりできるよう、嘘や見せかけだけの表示(広告やパッケージなど)や、大きすぎる購入特典などを禁止した法律です。
・優良誤認(実際では起こらない効果が出る、より高い効果が出る、など)
・有利誤認(とてもおトク!と見せかける)
・その他誤解をされるおそれのある表示(原産国を偽る、不動産のおとり広告など)
・有利誤認(とてもおトク!と見せかける)
・その他誤解をされるおそれのある表示(原産国を偽る、不動産のおとり広告など)
上記に加え、10月からステルスマーケティング禁止の項目が追加されます。疑われる事案があれば、消費者庁や公正取引委員会が調査し、違反が確認されれば企業へ措置命令や課徴金納付命令を下します。
不正な表示を見つけたら
ステルスマーケティングを見つけた場合は、現時点でも消費者庁・公正取引委員会・各都道府県が通報を受け付けています。
消費者庁:景品表示法に関する情報提供・相談の受付窓口
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/contact/
ステルスマーケティングは規制される運びとなりましたが、広告やパッケージは様々な表現・手法があります。商品やサービスに惹かれて購入を検討するときは、一歩立ち止まって「別のサイト(情報ソース)でも同じ評価だろうか?」「発信者はどういう基準で良いと思ったのか?」など、様々な角度から考えてみるきっかけになる法律ですね。
<ご参考までに>
ステマの意味とは?現在の日本における法規制や事例を簡単に説明
https://allabout.co.jp/gm/gc/474868/事例でわかる景品表示法 不当景品類及び不当表示防止法 ガイドブック
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/pdf/fair_labeling_160801_0001.pdf
【HP H 230803-002-01】
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この記事を書いた人
ホロスくん
公式マスコット
Profile
2001年4月生まれ。
イチロー選手(当時:シアトル・マリナーズ)がメジャーリーグの開幕戦、1番ライトでデビュー。時を同じくして誕生したホロスプランニングの公式マスコットです。
2001年4月生まれ。
イチロー選手(当時:シアトル・マリナーズ)がメジャーリーグの開幕戦、1番ライトでデビュー。時を同じくして誕生したホロスプランニングの公式マスコットです。
個性派集団、ホロスグループのメンバー紹介やコラムを書いています。
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