
キャンピングカーってどんな車?
世界的な感染症対策以降は、公共交通機関や宿泊施設などにおける「密」の回避を狙う層が増え、パーソナルな旅行が楽しめるキャンピングカーの人気が高まっているそうです。そこで今回は、キャンピングカーと普通車の違いをご紹介させていただきます。
キャンピングカーの定義とは
普通車とは
・最大積載量が2トン未満、車両総重量が3.5トン未満、車両定員が10人以下の自動車を指します。
・道路運送車両法では、小型自動車・軽自動車・大型特殊自動車及び小型特殊自動車以外の車を指します。特定二輪車を含む自動二輪車も当てはまりません。
キャンピングカーとは
・一般的には「寝泊まり」ができる設備を持った車をキャンピングカーと総称しています。キャンピングカーにはさまざまな種類があり、なかには特種用途自動車(※)に認定されているものも存在します。
(※)特種用途自動車・・・装置や車の構造などの道路運送車両法で定められた、いくつかの厳しい条件を満たした、主な所要目的が特殊である自動車のこと。キャンピングカーのほかに、消防車やパトカー、街宣車など約140種類ある。
・構造要件を満たして特種用途自動車として認められたキャンピングカーは、自動車ナンバープレートにおける「8ナンバー」を取得できます。8ナンバーは自動車税が安かったり、高速道路料金が(車が大型であっても)普通車輌の料金と同じだったりと、コスト面でのメリットが存在します。

普通車とキャンピングカーの違いは
①価格
普通車
・一般的な普通乗用車から軽自動車、外国製スポーツカー、高級ワンボックスカーなども含まれるため、種類も価格も幅広いのが特徴です。
キャンピングカー
・数百万円の軽自動車枠キャンパーから、数千万円のホテル顔負けな内装を施した大型キャンピングカーまで存在します。また、維持するにあたり普通車にはない設備部分のメンテナンス費用も必要になってきます。
②大きさ
・キャンピングカーは一般的に寝泊り可能な車を指します。マイクロバスやトラックがベースになっていたり、トレーラーをけん引する種類もあり、総じて普通車よりも大きいことが多いでしょう。一方で、街でよく目にするワンボックスカーや軽自動車がベースになっているキャンピングカーもあり、これらは普通車サイズになります。
・一般的な普通車駐車場のサイズは「長さ:約5m × 幅:約2.5m」となります。バスやトラックなどをベースにしたキャンピングカーの場合は、トラックなどの大型車駐車場を手配する必要があります。
③設備
・目に見える大きな差としてはベッドやキッチンといった生活設備の有無があります。他にもシャワー、トイレ、テーブル、サブバッテリーなど、普通車にはない特徴的な設備が備わっているものもあります。
・普通車は日常の移動手段に適しており、キャンピングカーは長距離移動や旅行に適した自動車といえます。
④税金・保険
自動車税
「8ナンバー」の認定を受けたキャンピングカーの税金は普通車の8割程度となります。それ以外の普通車枠のキャンピングカーにおける自動車税は、ルール通り排気量に応じた額となります。
任意保険
「8ナンバー」のキャンピングカーは特種用途のカテゴリーに入るので、普通車とは異なる保険料率が適用されます。結果的には一般の自動車保険よりもコストがかかる場合が多いようです。保険会社によってはキャンピングカーの引き受けが難しい場合もあるので、注意が必要です。特種用途自動車としての登録をする場合は、税金と保険料等を確認しておきましょう。
⑤高速道路・フェリー
高速料金は車の大きさではなく、車種で料金区分が変わります。例えばマイクロバスだと『中型車料金』になりますが、キャンピングカー(8ナンバー含む)は『普通車料金』になります。※キャンピングトレーラーをけん引する場合はワンランク上の料金となります。
フェリーは車両サイズにより料金が異なります。一般的には「8ナンバー」のキャンピングカーであっても7m以下であれば、乗用車運賃で乗船ができるようです。しかし、それ以上のサイズになるとキャンピングカーはバス扱いになることもあります。また、トレーラーをけん引する場合は乗用車2台分の運賃が必要になるようです。
【HP H 230703-001-01】
京都オフィス
ファイナンシャルプランナー(AFP) 日本FP協会
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2級ファイナンシャル・プランニング技能士 国家資格/技能試験 二種証券外務員資格 調理師資格








西尾浩二です。見た目はとっつきにくいと思われがちですが、実はとても気さくな人間ですので、相談相手になることが得意です。
将来の夢は俳句が詠めるようになるくらいの教養を身につけることです。