
アレルギーと間違われやすい『ヒスタミン食中毒』とは
気温や湿度が高くなる季節は、食中毒への注意が欠かせません。食中毒というと細菌やウイルスによるものを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ヒスタミンによる食中毒があることをご存じでしょうか。
ヒスタミン食中毒は、アレルギーに似た症状が現れることから、アレルギーと間違われることもありますが、誰にでも起こる可能性があります。
ヒスタミン食中毒とは?
ヒスタミンが多く含まれた食品を食べることで起こる食中毒の一種で、魚介類を中心に発生することが知られています。主にサバやマグロ、カツオ、イワシなどの赤身魚に含まれる成分が、細菌の働きによってヒスタミンという物質に変化し、それを多く摂取すると食中毒の症状が現れることがあります。
どのような症状が現れるの?
食後数分から1時間程度で現れることが多く、顔や耳の赤み、じんましん、頭痛、吐き気などが代表的です。アレルギー反応によく似ていますが、食物アレルギーとは異なり、特定の体質に限らず発症する可能性があります。
加熱すれば防げるの?
一般的な食中毒では十分な加熱が予防につながりますが、ヒスタミンの場合はそうとは限りません。ヒスタミンは一度生成されると、加熱しても分解されにくい性質があります。そのため、調理時ではなく、保存時の温度管理が重要になります。
予防のポイントは?
・購入後はできるだけ早く冷蔵または冷凍する
・魚を長時間常温で放置しない
・鮮度の良い食品を選ぶ
・保冷バッグや保冷剤を活用する
ヒスタミン食中毒を防ぐためには、食品を適切な温度で保管することが大切です。また、食べた際に舌がピリピリするなど、普段と違う味や刺激を感じた場合は、無理に食べ続けないようにしましょう。
これからの季節に気を付けたいこと
夏場は、お弁当やレジャー、バーベキューなど食品を持ち運ぶ機会が増える時期です。手洗いや加熱だけでなく、食品を適切な温度で管理することも食中毒予防には欠かせません。
ヒスタミン食中毒について正しく理解することで、より安心した食事を楽しみたいですね。
<ご参考までに> 厚生労働省「ヒスタミンによる食中毒について」
https://www.gov-online.go.jp/article/202402/entry-5611.html
【HPH260713-002-01】
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